19351203①致增田涉
351203①致增田涉
    十一月二十二夜の手紙拝見。新文学何とか史は一冊発見、午後老版に送る様にたのみました。尙ほ一円程殘って居ります、後で何か買ひましゃう。
    「日本の支那文学研究者に对する注文」は一向考へた事が無かった。今度假りに考へて見たら大抵つまらない事で言可き価値がない。だから書く事はよします。
    上海は寒くなりました。自分は老衰したのか、本当に仕事が多くなったのか兎角忙しく感じます。今は神話などより題材をとって短篇小説を書いてますが成績はゼロだろ—&と思ひます。
迅拝上十二月三夜
増田学兄几下
译文
    十一月二十二日夜手书奉悉。新文学什么史发现一册,已于午后托老板寄上,尚余一元左右,以后再买点什么罢。
    至于“对日本的中国文学研究者的期望”,从未想过,即使现在来考虑,也没有什么意思,不值一谈,因此不写了。
    上海已转寒,不知自己是衰老还是工作多些,总感到繁忙。目前正以神话作题材写短篇小说,成绩也怕等于零。
迅拜上十二月三夜
増田学兄几下
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